調査リポート
「マスク」や「うがい薬」はどうなった? 2021年上半期売れたものランキング:コロナ禍2年目(1/2 ページ)
調査会社のインテージが、全国約6000店舗の小売店販売データ「SRI+」をもとに推定した「2021年上半期売れたものランキング」を発表した。
調査会社のインテージ(東京都千代田区)は6月30日、全国約6000店舗の小売店販売データ「SRI+」をもとに推定した「2021年、上半期売れたものランキング」を発表した(使用データは5月分まで)。
コロナ禍2年目の上半期に1位になったのは「麦芽飲料」。SNSなどで貧血や体力増強にいいと話題となり、需要が急拡大した。一時は品薄状態だったが春頃には解消されて売り上げが拡大、前年比208%でランキングトップとなった。
2位は「プロテイン粉末」(160%)。低脂質・高タンパクな点が美容・健康面で注目され、女性を中心に購入率が上昇した。19年の同時期に比べると市場規模が2倍以上になるなど、一気に市場を拡大している。
ちなみに20年上半期の順位は1位「マスク」、2位「うがい薬」、3位「殺菌消毒剤」で、衛生系のカテゴリーが上位を占めていた。また、小中高の一斉休校や1回目の緊急事態宣言などの影響で、食品など巣ごもり系のアイテムが多く見られた。
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