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ナチュラルローソン、スプーンを木製に 背景に“SDGs意識”が高い客:8月17日から約3カ月間
ナチュラルローソンは、プラスチックの代わりに木製のスプーンの提供を開始する。環境に配慮した取り組みをすることで、顧客ニーズに応える。そのほかにも量り売りなどプラスチックを減らす活動を推進していく。
ナチュラルローソンは、都内の直営店8店舗で、無料配布用のスプーンをプラスチック製から木製に試験的に切り替える。割りばしとスプーンの袋も、紙製に変える。期間は、8月17日から約3カ月間。
同社は今回の取り組みの背景について「ナチュラルローソンを利用するお客様は、SDGsに対する意識が高い方が多いです。地球環境に配慮した取り組みを行うことで、お客様のニーズに応えていきたい」という。
同社によると、木製スプーンはプラスチック製と比べ、現状1本あたり3倍ほどのコストがかかる。今後は、利用客の反応を見ながら本格導入するか検討していく。
そのほか、同社初となる食品の量り売りも始める。まずは、ドライフルーツとナッツを7月8日から、都内5店舗で提供する。ナチュラルローソンはこれまでも、一部の弁当容器の紙化や洗剤・シャンプーの量り売りなど、プラスチック削減の取り組みに力を入れてきた。
セブン−イレブンは、都内の一部の店舗で、使い捨てスプーンやフォークを辞退した客にポイントを付与する実証実験を行っている。ファミリーマートは、プラスチック使用量を減らしたスプーンを採用。各社の取り組みが活発になっている。
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