よく利用するファストフード店「ハンバーガー」が1位 コロナ禍で利用方法に変化が?
コロナ禍でも大手のハンバーガーチェーンは業績が好調で、新規ハンバーガー業態の出店も相次いでいる。
コロナ禍でも大手のハンバーガーチェーンは業績が好調で、新規ハンバーガー業態の出店も相次いでいる。現在の状況下で、消費者はハンバーガー店を普段どのように使っているのか、覆面調査・ミステリーショッパーサービス「ファンくる」を運営するROI(東京都新宿区)の調査で明らかになった。
最も利用するファストフードを聞いたところ、ハンバーガーは70%もの人が選び1位となった。またどの年代でも1位となり、特に20代は80%に達した。次いで、丼もの(14%)、うどん(9%)と続く。
コロナ禍でハンバーガー店を利用する頻度は変化したかを聞くと、増えた人は27%、減った人は18%、変わらない人は55%だった。
ハンバーガー店での購入方法を、コロナの影響前(20年2月以前)とコロナ禍(21年6月)で比較した。その結果、テークアウトの利用率がコロナ前は44%、コロナ禍では74%と大きく増加した。デリバリーの利用はどの年代でも1〜3%の微増だったが、事前決済は全体の9%に利用経験があり、特に30代(13%)と40代(10%)で広がりを見せた。
コロナ禍で、飲食業界は休業要請や時短要請、酒類の提供禁止などにより多大な影響を受けている。21年6月には、コロナ禍で打撃を受けている飲食業界の18団体が、都内で「外食崩壊寸前、事業者の声」と題した緊急記者会見を行った。
一方で大手ハンバーガーチェーンは好調で、日本マクドナルドホールディングスが2月9日に発表した20年12月期決算は、売上高が2883億3200万円(前年同期比2.3%増)、営業利益が312億9000万円(11.7%増)と過去最高だった。コロナ禍の終わりが見えない中、ハンバーガー店は今後どこまで業績を伸ばし続けるのか、注視される。
今回の調査は、「ファンくる」に登録している男女を対象に、インターネット上で実施した。期間は21年6月16〜21日、有効回答数は1000人(男性369人、女性631人)。
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