「管理職になりたくない」女性が過半数 「なりたい気持ち」に影響する存在とは?:働く女性に調査(1/2 ページ)
転職サイト「女の転職type」の会員を対象に、管理職に関する調査を実施した。今後、管理職になりたくないと回答した女性が半数以上だった。背景に何があるのか?
女性の転職サイトを運営するキャリアデザインセンター(東京都港区)は、「女の転職type」の会員を対象に、管理職に関する調査を実施した。その結果、今後女性管理職になりたいと思わない人が計54.9%と過半数を上回った。
現時点で管理職経験があるか聞いたところ、25.3%が「ある」と回答。年齢別で見ると、20代は11.3%で、30代は28.9%、40代は32.0%と30歳以上では3割近くが管理職の経験があった。
管理職になってよかった点
管理職経験がある人に、管理職になってよかった点を聞いた。1位は「自身の成長につながった」が68.0%、次いで「自分の裁量でできる仕事が増えた」が46.6%、3位は「給料が上がった」が43.8%だった。
回答者からは「自分の責任で決めた仕様が製品に組み込まれ、その製品が社会の中で利用されることで社会に貢献できる喜びを知った」(30代エンジニア)、「部署全体の方向性を決める会議にも参加できて、仕事のやりがいが増えた」(30代事務・経理・人事系)などの声が挙がった。
管理職になってよくなかった点
管理職になってよくなかった点は、1位が「責任が重くなった」で55.7%だった。次いで「面倒な仕事が増えた」が47.0%、「残業時間が増えた」が35.2%と、業務量の面でよくなかったと感じることが多いようだ。
「周囲から仕事をやって当たり前と扱われる。当たり前だけど弱っているとき悲しくなる」(40代事務・経理・人事系)、「女性管理職は自分しかおらず、悩みがあっても気軽に相談できず、精神的に病んでしまった」(30代営業系)といった声が寄せられた。
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