JT、加熱式たばこ用デバイス「プルーム・エックス」発売 次世代のグローバル共通モデル(1/2 ページ)
JTは7月15日、高温加熱型の加熱式たばこ用デバイス「プルーム・エックス(Ploom X)」を発売すると発表した。
JTは7月15日、高温加熱型の加熱式たばこ用デバイス「プルーム・エックス(Ploom X)」を発売すると発表した。同社は高温加熱型の加熱式たばこデバイスを「最重要カテゴリー」と位置付けていて、経営資源を優先的に投入。「JTグループの総力を結集し開発した」と説明する同デバイスを日本市場で先行発売する。
同社は、22年1月をめどに日本市場を含むたばこ事業の本社機能を、海外たばこ事業の本社機能があるスイスのジュネーブに一本化すると発表。これまで別々だった国内外のたばこ事業を一本化し、成長カテゴリーである加熱式たばこへの投資を集中的に行う考えを示していた。
今回発表したプルーム・エックスは「グローバル共通モデル」との位置付け。開発に約2年を要し、初めて海外たばこ事業を担うJTインターナショナル(JTI)と共同で進めた。
デバイスは、イタリア語でリボンを意味する「Nastro(ナストロ)デザイン」を採用した。表面にボタンを出さず、リボンのように切れ目がない、滑らかな質感のアルミボディーを特徴とした。使用状況はLEDとバイブレーションで確認できるようにした。
加熱方法も進化させた。空気の流れに着目した新しい技術「HEATFLOW」を搭載し、従来モデルに比べ吸い応えを向上。最高加熱温度は従来の「プルーム・エス2.0」が約240度だったのに対し、プルーム・エックスでは約295度まで引き上げた。また、加熱待ち時間は5秒短い約25秒とした。
1本あたりの使用可能時間は、従来品が約4分30秒もしくは約14パフ(吸い込み)だったが、プルーム・エスでは約5分間、パフ数の制限もなしとした。
また、Bluetooth通信機能も搭載している。スマートフォンでバッテリー残量が確認できるほか、デバイスのロック機能、最後に接続した場所を確認できる機能を設け、紛失時にデバイスを探せるようにした。
JTIのRRP総責任者ダニエルトラス氏は「プルーム・エックスは、JTとJTIが持つ全てのリソースを結集し開発した、初のグローバルモデルです。変化の激しい加熱式たばこ市場で存在感を高め、世界中のお客さまのニーズに応えていきます」とコメントした。
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