じゃらん「道の駅」満足度調査 2位は岩手県「道の駅 雫石あねっこ」、1位は?:道の駅は全国に1193駅
じゃらんが「道の駅」満足度調査を発表した。国土交通省の調査によると、21年6月時点で道の駅は全国に1193駅登録されていることが分かった。そのなかで1位に選ばれた道の駅はどこなのだろうか?
旅行情報誌「じゃらん」を発行するリクルートは、道の駅の満足度調査を実施した。その結果、満足度1位は宮城県大崎市にある「あ・ら・伊達な道の駅」(満足率82.8%)だった。
あ・ら・伊達な道の駅は大崎市の北西部にあり、おみやげの品数が多いことで有名。岩出山周辺の特産品のほか、地元大崎や宮城県内の商品も約500点ほどそろっている。全体でおみやげ品数が1000点を超える豊富さで、2001年の開館以降、人気の道の駅となっている。
2位は岩手県雫石町の「道の駅 雫石(しずくいし)あねっこ」(同79.2%)だった。緑豊かな雫石川沿いにあり、物産・産直、食事処のほか、日帰り温泉やハーブ園、オートキャンプ場、小柳沢砂防(こやなぎさわさぼう)公園など施設の充実度が高い。オンラインショップも運営しており、銘酒や特産品などを販売している。
3位は静岡県富士市の「道の駅 富士川楽座(ふじかわらくざ)」(同78.6%)。富士山が見えるテーマパークのような道の駅で、プラネタリウムや参加体験型の科学館、大観覧車が隣接している。東名富士川SA(上り)に併設し高速からも利用可能。産直市場、お土産処、レストランが多く、人気を集めている。
関東・東北じゃらんの西尚子編集長は、「道の駅は、ドライブ途中の休憩スポットとしてだけではなく、地元の人気グルメや道の駅オリジナル商品などが登場しているほか、併設施設も充実している。昨今のコロナ禍で、キャンプや車中泊ができる道の駅や、お取り寄せに対応する道の駅も増えている」とコメントした。
国土交通省の調査によると21年6月時点では、全国で1193の道の駅が登録されており、道の駅が最も多いのは北海道で129駅となっている。また、全国道の駅連絡会は20年9月の調査で、約70%の道の駅が通常通りの営業に戻り、来場者数も約60%の道の駅で前年比7割以上の状況まで復活しているとしている。
道の駅満足度調査は、インターネットで45都府県(北海道と沖縄を除く)在住の20〜50代男女を対象に、「関東・東北じゃらん」「東海じゃらん」「中国・四国・関西じゃらん」「九州じゃらん」の掲載エリアにある道の駅の中から満足度の高い道の駅に投票するかたちで実施した。期間は21年2月22〜24日、有効回答数は3733人。
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