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“事業のブレーキ役”にならない、「ビジネスを推進する」法務とは?:アクセルとブレーキを使い分ける(1/6 ページ)
一般的に、法務は “事業のブレーキ役” となる、保守的な人たちというイメージが強い。ところがある不動産系ベンチャーの法務担当者は、「それではビジネスが前に進まない」という。急成長するベンチャーにおける、法務の役割とは。
本記事は、BUSINESS LAWYERS「第33回 急成長するベンチャーを支える「企業法務」の役割とは - GAテクノロジーズ」(文:枚田 貴人、写真:島田 健次、取材・編集:BUSINESS LAWYERS 編集部/2021年6月18日掲載)を、ITmedia ビジネスオンライン編集部で一部編集の上、転載したものです。
2013年の設立以来、「テクノロジー×イノベーションで、人々に感動を。」を経営理念に掲げ、不動産事業を手掛けているGAテクノロジーズ。
21年6月には経済産業省・東京証券取引所が選ぶ「DX銘柄」に2年連続で選出され、今年2月には「働きがいのある会社」ランキングで2年連続ベストカンパニーに選出と、業界内外から注目を集めている。
今回は、社内弁護士として活躍している古澤氏、コンプライアンス研修の旗振り役を担う橋本氏に成長企業における法務の役割と意義を伺った。
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