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オフィス約4割減を指揮したのは“フルリモート総務”! 決定から解約までを、遠隔で実現できたワケ:エン・ジャパンの攻める総務(1/3 ページ)
オフィスのファシリティマネジメントをフルリモートで行っている総務部員が、エン・ジャパンにいるという。彼は、通常業務だけでなく、オフィスを約4割縮小したプロジェクトの推進も全てリモートで成し遂げた。オフィス縮小プロジェクトはどう進めたのか、総務がリモートで働くための秘訣とは──? 話を聞いた。
総務、経理、人事など、いわゆるバックオフィス部門(管理部門)に配属されていると、他部署の社員がリモートワークをしているにもかかわらず、出社するケースも少なくない。人の少なくなったオフィスで、座る人のないデスクを横目に「うらやましい……」と感じてしまうこともあるのではないだろうか。
そのような中、オフィスのファシリティマネジメントをフルリモートで行っている総務部員が、エン・ジャパンにいるという。波多野亮さん(管理本部・総務部 ファシリティチームリーダー)だ。彼は通常業務だけでなく、オフィスの縮小プロジェクトも全てリモートで成し遂げた。
同プロジェクトでは、東京・新宿にある本社フロアのおおよそ半分を解約。地方にある事業所の縮小についてもハンドリングした。全社では、約36%の面積縮小となった。
オフィスを縮小するには、自社の状況を把握したうえで外部業者とのやりとりをする必要がある。これらの作業を、波多野さんは一体どのようにリモートで行ったのか。どのような苦労があったのか。また、波多野さんが総務のリモートワークに必要だと思うものは何か。話を聞いた。
限られた時間の中、オフィス縮小率をどう決定?
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