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味の素AGF、家庭用レギュラーコーヒーを値上げ 店頭価格は約20%上昇見込み:10月1日納品分から
味の素AGFは8月3日、家庭用と通信販売限定レギュラーコーヒーの価格改定を実施すると発表。
味の素AGFは8月3日、家庭用と通信販売限定レギュラーコーヒーの価格改定を実施すると発表した。10月1日納品分から行い、店頭価格の上昇幅は約20%と推測している。
対象となる商品は、家庭用レギュラーコーヒーの「『ちょっと贅沢な珈琲店』レギュラー・コーヒー」「『マキシム』レギュラー・コーヒー マスターおすすめのブレンド」「『ブレンディ』レギュラー・コーヒー やすらぎのカフェインレス」など14品種と、通信販売限定レギュラーコーヒー26品種。
世界のコーヒー消費量は拡大し続ける一方で、生産国ではその需要に応えるだけの供給体制が整っておらず、需給バランスが崩れている。その影響から、コーヒー生豆の国際相場は2021年2月から上昇を続けている。また、経済活動の再開による需要の回復も見込まれており、同社は「今後についても当面は高値相場が継続するものと考えられる」と指摘。
円相場も円安傾向を強めており「原料を輸入に頼るコーヒーにとっては大きなコスト増加の要因」とした上で、「企業努力だけではコスト上昇分を吸収することは極めて難しく、価格を改定せざるを得ない状況となりました」(同社)と価格改定に至った経緯を説明する。
UCC上島珈琲も9月1日から家庭用レギュラーコーヒー製品の価格改定を行うと発表している。同社も小売店の実質店頭価格は20%程度上昇見込みと説明していた。
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