約8割のインフルエンサー、Clubhouseを「全く利用しない」 理由は?:直近3カ月の調査(2/2 ページ)
LIDDELLはインフルエンサーに直近3か月のSNS利用状況の変化を調査した。Clubhouseは大きく減少した。その理由はなぜか。音声SNSの今後はどうなるか。一方、利用率が伸びたSNSもあったようだが、それは?
Clubhouseを利用しなくなった理由は?
Clubhouseの利用が減少した理由については、「周囲が利用しなくなったから」「興味がわかない」「面白さが分からず、時間を消費する」や「Clubhouseは音声が必須なので開かなくなった」などの回答があった。また、コロナ禍による移動時間の減少で「ながら聴き」の機会が減少していることも一因のようだ。
同様に、Twitterの音声サービス「スペース」も、「即時性の高い情報収集が特徴のツイッターでは有効でないのでは」という声があった。音声SNSは、専門家のディスカッションの場としての活用が目立つ。今後は専門性の高い特定ジャンルのコミュニティで活用や深度が増すことが期待される。
一方、Instagramの利用が増えた理由を聞いたところ、「コロナ禍でお店での買い物機会が減った中、Instagramは商品情報が豊富で情報収集に有効」「Instagram経由でショッピングをすることが増えた」と、Instagramのショップ機能が拡充したことが理由として挙げられた。
また「商品情報を紹介するために利用頻度が上昇した」など、企業からのモニターやPR投稿の依頼が増えているという回答もあった。インフルエンサーの購買行動の変化が利用者の消費に影響し、Instagramは商品との出会いから購買、情報発信まで一気に促すことのできるSNSとして成長していることが分かった。
YouTubeは、「情報収集の手段」「テレビの代わり」「より詳しい情報収集のために動画を見る」など情報収集の手段として利用する傾向が見られた。
今回の調査は、5000人以上のフォロワーがいる10〜50代のLIDDELL会員の中からランダムに選定したインフルエンサーを対象に、インターネット上で実施した。期間は21年7月16〜19日、有効回答数は128人。
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