やよい軒の「おうち定食」 発売3カ月で100万食を突破:売り上げの15%を占める
やよい軒のテークアウトサービス「おうち定食」が発売3カ月で100万食を突破した。売り上げ全体に占めるテークアウトの割合は15%に上る。おうち定食とは? 特徴や今後の目標を聞いた。
やよい軒を運営するプレナスは8月5日、やよい軒のテークアウトサービス「おうち定食」が発売3カ月で100万食を突破したと発表した。
やよい軒は全国に約370店舗を展開する定食レストラン。コロナ禍で来店客数が減少したことを機に2020年4月からテークアウトサービスを開始した。21年4月27日からは、テークアウトサービスをリニューアルし、おうち定食として販売している。やよい軒全体の売り上げの15%を占めるほどに成長した。
おうち定食は、健康面を意識し、一汁三菜の定食スタイルで提供する。加えて、ごはんの量を無料で「普通盛」「大盛」「超特盛」と選べるようにし、やよい軒の魅力である「ごはんおかわり自由」をテークアウトで再現した。同社の広報担当者によると「現在は約6割が大盛以上を注文する」という。
発売当初に14種類だったラインアップを拡充し、現在は22種類。おかずのみの販売も強化しており、さまざまな客層を取り込む狙いだ。
購買層について、販売当初の男女比は5:5だったが、現在は6:4程度だという。年齢層も40、50代が多く、夜の売り上げが好調。同社の広報担当者は「やよい軒は男性客が多いものの、テークアウトに関しては4割が女性客。夜に家族の食事を母親が買って帰るという状況が推測される」と分析する。
今後の目標について、同社の広報担当者は「テイクアウトの目標数値は売り上げ全体の20%。目標達成の期限は設定していないが、引き続き取り組みを強化していく」と話した。
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