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ライオンの美白ハミガキ、初月売り上げは想定の7倍:オーラルケア市場は拡大傾向
ライオンが2021年3月に発売した美白ハミガキが売れている。発売後3カ月で100万本突破し、初月の売り上げは想定の7倍となった。売り上げ好調の理由は? なぜオーラルケア市場が伸びているのだろうか?
ライオンが2021年3月31日に発売した美白ハミガキ「Lighteeハミガキ」は、発売1カ月で対計画比7倍の売り上げを達成した。また、累計出荷本数も発売後3カ月で100万本を突破している。
ライオンは1961年の「ホワイトライオン」発売から60年以上にわたって美白ハミガキを販売してきた。Lighteeハミガキは「みがいた後のスッキリ感」と「香味の良さ」にこだわって生まれた商品だ。歯の表面についた小さなキズやキズに残った着色汚れを取り除くことで、歯本来の白さを復活させる。
売り上げ好調の理由について同社は「白い歯で顔の印象を明るく見せたい、顔を美しく見せたいという消費者ニーズにマッチした」と話す。
調査会社の富士経済(東京都中央区)が実施した「国内のオーラルケア関連製品市場調査」によると、国内の市場規模は23年に4186億円(19年比102%)に達する見込みで、年々増加傾向にあることが分かった。新型コロナウイルス対策やセルフメディケーション意識の高まりから高単価・高機能製品の需要が増加していることが背景にあるようだ。
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