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PPIH、通期決算を発表 インバウンド“蒸発”で駅前ドンキが苦戦するもユニーが好調:海外も好調(3/3 ページ)
ドン・キホーテなどを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが2021年6月期通期の連結決算を発表した。コロナ禍で国内のディスカウント事業が苦戦する一方、GMS事業や海外事業が好調で、増収増益を達成した。
22年6月期の業績見通しは?
PPIHは22年6月期の連結業績について、売上高を1兆8700億円(前年比9.4%増)、営業利益を850億円(同4.5%増)、純利益を576億円(同7.0%増)と見込む。
業績予想の前提としては、インバウンドの売り上げを織り込んでいない。コロナ禍の影響が見通せないためだ。かつては“ドル箱”だった同社のインバウンド需要はいつ復活するのだろうか。
今期の戦略としては、プライベートブランド(PB)を強化する。21年2月にPBの情熱価格を全面リニューアルしたが、今期はブランド価値向上の施策などにより2割強の販売増を目指す。
GMS事業においては、リニューアル施策をさらに加速。ユニーとUDリテールで営業利益200億円増(19年比)を目指す。
海外事業においては、アジアで12店舗を新規出店し、事業拡大を図る。
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