東京オリンピック、約9割が「楽しめた」 最も注目が集まった競技は?:3位は柔道、2位は野球・ソフトボール
AI対話アプリを提供するSELFは、ユーザーに「東京オリンピック」に関するアンケートを実施した。東京オリンピックを観たか、楽しめたか、最も楽しんだ競技は何かを聞いた。
AI対話アプリを提供するSELF(東京都新宿区)は、コロナ禍で開催された「東京オリンピック」に関するアンケートを実施した。オリンピックをテレビで視聴したか尋ねたところ、61.8%が観たと回答。その中で「楽しめた」と答えた人は90.9%に上った。
年代別で見ると、オリンピックを観ていない割合は10代以下は35%、20代は45%、30代は43%だった。40代と50代は30%以下だったことから、若年層ほどオリンピックを観戦していないことが分かった。
最も楽しんだ競技1位は卓球(344人)という結果に。2位以下は野球・ソフトボール(309人)、柔道(194人)、スケートボード(144人)、サッカー(129人)と続いた。同社は「卓球は、日本初の混合ダブルス金メダル獲得など盛り上がる場面が多かったことが選ばれた要因」と分析する。
卓球人口は、日本卓球協会加盟団体登録人数の推移によると1979年から2019年までで約6倍に増加し、19年の登録者は35万8124人。協会未登録のプレイヤーも含めるとプレー人口は100万人を超えるともいわれている。今後もスポーツ業界を盛り上げる存在となっていくことが期待される。
野村総合研究所のエグゼクティブ・エコノミストである木内登英氏は、オリンピック・パラリンピックの経済効果を1兆6771億円と試算した。しかし、第4回目の緊急事態宣言による経済損失はオリンピック・パラリンピックの経済効果の1.30倍に達し、大会の経済効果は完全に相殺されるとも分析している。
今回の調査は、AI対話アプリ「SELF」の利用ユーザーを対象に、インターネット上で実施した。期間は21年8月10〜13日、有効回答数は4176人。
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