完全栄養食「BASE FOOD」、シリーズ累計販売数は1000万食を突破:コロナ禍で3.7倍に
完全栄養食「BASE FOOD」のシリーズ累計販売数が1000万食を突破した。完全栄養食とは1食分で1日に必要な栄養素の約3分の1が摂れる食品を指す。市場規模など今後の成長性を見てみよう。
完全栄養食を開発・販売するベースフード(東京都目黒区)はBASE FOODシリーズ(パスタ「BASE PASTA」、パン「BASE BREAD」、クッキー「BASE Cookies」)の累計販売数が1000万食を突破したと発表した。
BASE FOODとは1食で1日に必要な栄養素の3分の1がとれる完全栄養食。2017年に販売を開始した。「かんたん・おいしい・からだにいい」をコンセプトに、1食で約30グラムのたんぱく質や約7グラム食物繊維、26種類のビタミン・ミネラルなど1日に必要な約30種類の栄養素を含有している。また、通常の中華麺やロールパン、ビスケットと比較して各商品で糖質を約30%低減させた。
同社によると、これまではダイエットや食生活の改善を目的とした購入者が多かったが、コロナ禍で栄養バランスが整った食事をすることを目的に購入する人が増加したという。直近の年間販売食数は3.7倍を記録した(20年8月〜21年7月と19年8月〜20年7月の比較)。
今後は販路の拡大にも力を入れる。公式webページやアマゾンなどのECサイトが中心だったが、8月末時点でファミリーマートやゴールドジムなど約1700店舗での展開を予定している。
日本能率協会総合研究所の調査によると、完全栄養食品市場は24年に約145億円になる見込みだ。13年に米国のSoylent社が完全栄養食品「Soylent」発売したことがきっかけで、日本でも注目を集めるようになったという。
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