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テレワーク導入に賛成76.3%、賛成・反対の声は:若年層ほど必要性(1/2 ページ)
スタッフサービス・ホールディングスは、「テレワーク」についての意識調査を実施。新しい働き方の可能性としてテレワークが議論されている点に着目し、現時点におけるテレワークの賛否や導入率について調査した。
人材総合サービスを展開するスタッフサービス・ホールディングス(東京都千代田区)は、「テレワーク」についての意識調査を実施。新しい働き方の可能性としてテレワークが議論されている点に着目し、現時点におけるテレワークの賛否や導入率について調査した。
まず「自身の働く環境にテレワークが導入されるとしたら、賛成か反対か」と尋ねたところ、「賛成」「どちらかといえば賛成」というテレワーク賛成派が76.3%だった。特に20〜30代では他の年代よりも「賛成」と回答した人の割合が多く、若年層ほどテレワークの必要性を感じている傾向が見られた。
賛成派の人からは「コロナ感染リスクがあるから」「通勤時間がもったいない。同じ仕事ができるならどこでやっても同じだと思う」「もはやパソコン、スマホがあればどこでも仕事ができるので毎日決まった時間に電車・バスに乗る時間が非常にもったいない。子どもが2人いるので自宅でテレワークができれば家事育児にももっと参加できると思うから」といったコメントが寄せられた。
一方、反対派の人からは「自分の仕事はテレワークができないから」「テレワークは家でできるが、コミュニケーションを行う際に時差が生じる可能性があったり、本当に仕事しているかわからないことなどが考えられるから」「公私の区別ができなくなるので、あまり賛成できない」といった意見があった。
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