イオン、サービス一括アプリ「iAEON」を配信 「グループ共通のタッチポイント」:9月1日から
イオンがWAON POINTの交換やコード決済が利用可能となるトータルアプリ「iAEON(アイイオン)」の配信を9月1日に開始する。
イオンが、「WAON POINT」の交換やコード決済が利用可能となるトータルアプリ「iAEON(アイイオン)」の配信を9月1日に開始する。同社はリアル店舗とデジタルの融合を進めていて、同アプリもその一環。「グループ全体の共通のタッチポイント」と位置付け、支払手段の拡充の他、各社のアプリやサービスとの連携を進める。
iAEONでは「WAON POINT」の利用・付与・照会・交換のほか、電子マネーやコード決済の利用、「お気に入り店舗」のキャンペーン情報を確認できるようにした。iAEONを活用することで、これまでグループ各社が提供してきたサービスを一つのアプリで利用できるようになる。
具体的には、利用店舗を「お気に入り店舗」に登録することで、店舗からのクーポンやキャンペーン情報などを簡単に確認できるようにした。また、グループ各社が、それぞれで提供しているアプリやサービスへの連携も可能となる。配信開始時点では、約1000店舗から5店舗までの登録を可能とした。
WAON POINTをアプリ内で合算できるようにし、会員コードをレジで提示することでポイントをためたり、支払いに使ったりすることを可能とした。また、イオンマークのついたクレジットカードやデビットカードを登録することで、全国のグループ店舗でコード決済「AEON Pay」を利用できるようにした。
iAEONの対応OSはAndroid5.0以上、iOS11.0以上。同社では、イオンカードの支払いで付与される「ときめきポイント」を9月11日からWAON POINTに共通化するなど、リアル店舗とデジタルの融合に向けデジタル基盤の構築を進めている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
WAONとnanaco、年内にもApple Payに対応へ iPhoneやApple Watchで利用可能に
イオンは8月10日、展開する電子マネーWAONについて、年内にApple Payに対応させると発表した。
約150台のAIカメラで何が分かるのか イオン初の本格スマートストアの全貌
イオンリテールが運営する「イオンスタイル川口」は、デジタル技術を駆使した同社初の「本格的なスマートストア」と説明する。一体どのようになっているのか
バブルの名残 温泉街の「大型施設」が廃墟化 鬼怒川と草津の違いと「大江戸温泉物語」の戦略
コロナ禍がもたらす温泉街への影響は甚大だが、「温泉の魅力」として考えさせられるのが“街づくり”という点だ。筆者は「施設そのもので集客できる強い宿は例外的で、温泉地の魅力自体が集客を左右する」と指摘する。
関東初 肉や魚を扱う「無印良品 港南台バーズ」オープン キッチンカウンター設置で独自サービス展開
良品計画は、横浜市の商業施設「港南台バーズ」に「無印良品 港南台バーズ」をオープンする。
ANAグループ、羽田に無人店舗を開店 有人店舗併設で取り込む新たなニーズとは
ANAグループのANA FESTAと、無人決済システムの開発を進めるTOUCH TO GOが、無人決済システムを活用した店舗「ANA FESTA GO 羽田B1 フロア店」を羽田空港に開店した。


