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コンビニの攻勢で菓子店が減っているのに「シャトレーゼ」は大躍進 コロナ禍で発揮した強みとは?長浜淳之介のトレンドアンテナ(5/5 ページ)

菓子チェーン「シャトレーゼ」の業績が好調だ。新たに展開したプレミアムブランド「YATSUDOKI(ヤツドキ)」も貢献する。少子化やコンビニの攻勢といった“逆風”を跳ね返している要因は?

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コンビニでも商品を販売

 シャトレーゼでは、「セブン-イレブン」や「ローソン」といったコンビニでも継続的に商品を販売しており、コンビニのスイーツをライバルとは考えていない。商品数が限られていて、いつもあるわけではないが、同社・広報によれば、「シャトレーゼの店が近くにない人にも、おいしさを知っていただきたい」との思いがあるという。

 今回のコロナ禍は、シャトレーゼにとっても試練になるかと思われたが、都心立地だったヤツドキの難しいかじ取りに解を見いだし、成長軌道に戻してみせたのだ。


ヤツドキとシャトレーゼが併設した吉祥寺店

ヤツドキの焼き立てフィナンシェとマドレーヌ

ヤツドキの店内ディスプレイ

ヤツドキの八ヶ岳明野町契約農場うみたて卵のプリン(出所:シャトレーゼ公式Webサイト)

ヤツドキの苺ショートケーキ(出所:シャトレーゼ公式Webサイト)

アイスは八ヶ岳の天然水を使っている

シャトレーゼが自社醸造している生ワインも販売

著者プロフィール

長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)

兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。共著に『図解ICタグビジネスのすべて』(日本能率協会マネジメントセンター)など。


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