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ゆで卵は簡単につくれるのに、なぜ「エッグマイスター」は3万5000台も売れたのか:あの会社のこの商品(6/6 ページ)
卵は高タンパク低カロリーで筋トレやダイエットに最適な健康食材。一番ポピュラーな食べ方は、簡単につくれるゆで卵だろう。とはいえ、おいしくつくるとなると難しく面倒臭いものだ。そんな面倒臭いゆで卵づくりを楽にし、なおかつおいしく仕上げてくれる家電が現在、売れている。
他社とのコラボも進行中
ユーザーの声で目立つのが、温泉卵に関すること。「簡単にできておいしい」といったポジティブな声が多いそうだ。仕上がり具合で悩んだ半熟卵については、好みより「硬い」「緩い」のいずれも聞かれ、反応が真っ二つに分かれている。レシピについては追加の要望が多く、今後は同社のWebサイトで新レシピの紹介が考えられている。
また現在、他社とのコラボレーションも進行中。食品メーカーと組み新たなレシピづくりを模索しているところだ。
「将来はバージョンアップも考えたい」と佐藤氏は話すが、時期については見通しが立たないという。世界的な半導体不足によりICの調達が困難になっているためだ。このため、エッグマイスターの生産も一時ストップしたことがあった。家電量販店向けの出荷は現在でも制限をかけているほどで、売れ行き好調な流れに水を差された格好だ。
「工場から『来年夏に使うICを確保してほしい』と言われています」と打ち明ける佐藤氏。不安定な状況が改善されるのはいつになるのだろうか。
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