「欲しい商品」を手に入れるため、何店舗探してみる? 「4〜5店舗」は12.4%(2/2 ページ)
生活者がテレビやインターネットなどで知った商品をどのように探すのか、意識調査を実施した。情報接触をきっかけに欲しいと思った商品について、売っている店舗を探した人、購入してみたいと思う人はどちらも6割程度いることが分かった。
欲しい商品を、電話やメールで問い合わせたことがある?
欲しい商品をどの店舗で買えるのか分からないとき、メーカーのお客さま相談センターに電話やメールで問い合わせたことがあるかの問いに、「問い合わせをしたことがない」と回答した人は84.5%だった。
問い合わせをしない理由を尋ねると、1位が「面倒なため」(58.6%)、次いで「問い合わせ以外の方法で販売店を探す」(23.4%)、「ECサイトで購入できるため」(20.1%)だった。問い合わせる意思はありながらも「受付時間内に問合わせできないため」も15.1%程度いた。
購入したい商品を探すために、販売店を検索したりメーカーのWebサイトを調べたりしたことがある人は45.2%だった。また、メーカーのサイト上で取扱っている店舗を検索するサービスを利用したことがある人は27.5%だった。取り扱い店舗を検索できるサービスが役立ったか聞くと、88.9%が「役に立った」と答えた。
ONE COMPATHは、「生活者は商品の購入にあたり、事前にインターネットで情報収集し検討することが一般的になっている。特に新型コロナウイルス感染拡大以降、感染リスク回避の観点から店舗の滞在時間を短くする傾向が強まっていて、購買プロセスを短縮化するニーズはますます高まっている。今回の調査で、商品を提供するメーカー企業は『どこの店舗で買えるか?』を素早く提示することで購入につなげやすいことが分かった」とコメントした。
今回の調査は8月6〜12日、インターネット上で実施した。有効回答数は3797人。
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