アルパイン アウトドア用品をセットにしたカーシェアサービス開始:STORYCA(ストリカ)
アルパインマーケティングは、車両と道具・装備をパッケージにした新しいカーシェアリング事業「STORYCA(ストリカ)」を9月15日に開始した。
アルパインマーケティング(東京都大田区)は、車両と道具・装備をパッケージにした新しいカーシェアリング事業「STORYCA(ストリカ)」を9月15日に開始した。自動車業界の変化や、シェアリングエコノミーの普及で“所有から利用”へと顧客の価値観が多様化する中、アルパイン製品のカーナビやサウンドシステムだけでなく、体験してみたいと思えるアクティビティーとセットにした車両を提供し、新たな需要の獲得を図る。
アルパインは、カーオーディオやカーナビゲーションなどのカーエレクトロニクスの領域で主に製品を展開してきた。今回、新たにカーシェアリングに参入し、アクティビティーとセットにした車両を展開することで新たな顧客価値の提供を進める。
STORYCAでは、ファミリーキャンプに必要なテントやイス、寝袋やクーラーボックスといった一連のキャンプ道具を車両の付属道具として標準装備している。利用者は個別で道具を購入したりレンタル手配したりする必要はなく、車両を借りて手ぶらでそのままアクティビティーを楽しめるようにした。
同サービスでは、この目的別のアクティビティーを「STORY(顧客にとっての物語)」と位置付け、気軽にキャンプができる「FAMILY CAMP STORY」や、ドライブ先で折りたたみ式電動自転車を組み立てサイクリングができる「PUTTERING STORY」を提供する。さまざまなアクティビティーに関心はあるものの、道具を全部そろえることにためらっている層に向け訴求する。
利用料金は「FAMILY CAMP STORY」の場合、中型ミニバン「デリカ D:5」のベース車両にキャンプ道具一式をセットにした、2泊3日48時間のモデルケースで8万5000円。横浜市にSTORYCA車両を配置した「ステーション」を設置し、そこを拠点に貸し出しを行う。
同社は今後、提供するアクティビティーのバリエーションを拡充しながら、車両の増車や「ステーション」の設置場所を全国に拡大していくとしている。
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