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360度評価は「真剣勝負」 導入11年のGMO人事に聞く、“透明性が高い人事評価”の秘訣:“事業危機”からの組織改革(1/2 ページ)
「人間関係で評価が変わってしまうのではないか」「評価者が多いと、あやふやになってしまうのでは」などの疑念を持たれがちな360度評価だが、長く運用しているGMOインターネットではどのように設計しているのか。
複数の人員で1人を評価する360度評価。人事制度を見直す際、公平な評価手段として検討する企業も多いのではないか。
360度評価は「書く方も書かれる方も真剣勝負」だと話すのは、GMOインターネットの人事総務部兼グループ人事部部長、目黒隆幸氏。同社では2010年から360度評価を導入している。
「人間関係で評価が変わってしまうのではないか」「評価者が多いと、あやふやになってしまうのでは」などの疑念を持たれがちな360度評価だが、長く運用している同社ではどのように設計しているのか。導入の経緯や運用上のメリット・デメリットについて聞いた。以下、コメントは全て目黒氏。
危機からの人事制度改革で、360度評価を選んだ理由
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