ANA、特別機内食メニュー4種をリニューアル 機内食で「すべてのひとにやさしい空」の実現を目指す:食のユニバーサル化
ANAは国際線の低糖質、低脂肪、低カロリー、低塩の食事4種類についてリニューアルを実施した。全ての乗客に多くの選択肢から食事を選べるように推進している“食のユニバーサル化”を通して、「すべてのひとにやさしい空」の実現を目指す。
ANAは「ANA Future Promise」(※)の取り組みの一環として、ANA国際線の低糖質、低脂肪、低カロリー、低塩の食事4種類についてリニューアルを実施した。全ての乗客に多くの選択肢から食事を選べるように推進している“食のユニバーサル化”を通して、「すべてのひとにやさしい空」の実現を目指す。
ANAでは10月1日から、機内食で国内外の著名シェフ、酒のプロフェッショナル、ANAシェフで編成されたチーム「THE CONNOISSEURS(ザ・コノシュアーズ)」メンバーとのコラボレーションメニューが楽しめるようにする。対象となる食事は低糖質、低脂肪、低カロリー、低塩の4種類だ。
ANAは以前から全24種類ある特別機内食メニューに着目・注力しており、メニュー開発の際はQSAI(Quality & Safety Alliance Inflight Services)の定めるガイドラインに厳格に従って使用する食材や成分を厳選している。直近では6月から宗教の約束事に配慮した食事の一部メニューについて、ハラール認証を取得しているANAケータリングサービスのハラールキッチンを活用し、より本格的な味を追求したメニューへと一新した。
今回は高まる健康志向のニーズに応え、ボキューズ・ドール国際料理コンクール アジアパシフィック大会において2度の優勝を収め、健康食や介護食などにも積極的に取り組んできたフレンチの名シェフ・高山英紀氏(「高」は、はしごだか)の協力のもと、健康メニューのリニューアルを実現。低糖質の食事に関しては、日本糖尿病協会によるメニューの監修も受けた。
またより安心して食事を選べるよう、コラボレーションメニュー4種類の栄養成分表示(カロリー、タンパク質、炭水化物など)に加え、日本発路線で提供する全ての特別機内食メニューの詳細をWebサイトに掲載し、食に関する情報の充実を図る。
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