1年前と比べ最もお金をかけるようになったのは「食品・飲料」 消費意識の調査:マイボイスコムが調査(2/2 ページ)
マイボイスコムは、「消費意識」に関する調査を実施した。1年前と比べて支出額と収入額に変化はあったのか、購買意欲の変化やお金をかけていることは何か聞いた。
1年前と比べてお金をかけていることはある?
「1年前と比べてお金をかけていることがあるか」の問いに、6割強はあると答えた。最も多かったのは「食品・飲料」で34.3%、次いで「外食、グルメ」「健康、スポーツ、リラクゼーション」「BD・DVD、CD、書籍、漫画、ゲームなど」が7〜9%だった。女性10〜20代では「衣料品、アクセサリー」「美容、化粧品」、男女ともに10〜20代は「BD・DVD、CD、書籍、漫画、ゲームなど」が高かった。
お金をかけることを我慢していることはある?
今年、お金をかけるのを我慢していることがあるか聞いたところ、7割強があると答えた。最も多かったのは「旅行、レジャー」で47.3%、次いで「外食、グルメ」が29.0%、「デートや飲み会など、友人知人とのコミュニケーション」が13.5%、「映画、ライブ、演劇、美術展など文化・芸術鑑賞」が12.6%だった。いずれも19年時より増加していて、「衣料品、アクセサリー」は女性若年層で高くなった。
今後1年間の購買意欲はどのように変化すると思うか
今後1年間の購買意欲はどのように変化すると思うか尋ねると、「高くなる」が1.4%、「やや高くなる」が10.9%、「低くなる」が4.5%、「やや低くなる」が10.4%だった。「変わらない」は72.8%で、19年より増加した。女性10〜30代で、購買意欲が高くなると思う人の比率が高い傾向が見られた。
コロナ禍の影響もあり、この1年で購買意欲はやや減少したことが分かった。一方で、外出自粛の生活の中で「食品・飲料」「外食、グルメ」など、自宅で過ごす時間を充実させるような商品にお金をかける人もいた。緊急事態宣言が全面解除されたが、今後の消費意識はどのように変化するのだろうか。
今回の調査は 、「MyVoice」のアンケートモニターを対象に、インターネットで実施した。期間は21年9月1〜5日、有効回答数は1万122人。
関連記事
- レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - スシローとくら寿司 「価格帯」と「シャリ」から見えた戦略の“決定的”な違いとは
大手回転寿司チェーンのスシローとくら寿司。標準的な寿司の重さはほぼ一緒。しかし、価格とシャリの違いから戦略の違いが見えてきた。 - 「100円×3個=301円」問題でセブンが公式に謝罪 見習うべきは「イオン方式」か
「税込100円×3個=301円」問題で混乱が起きたセブン。お客が困惑した根本原因は事前告知が不足していたことだ。ただ、イオンが採用する価格表記を採用する道もあったかもしれない。 - 新成人が「欲しい車」ランキング 3位はフォルクスワーゲン、2位はBMW、1位は?
ソニー損保が新成人のカーライフ意識調査を実施。普通自動車運転免許の保有率や欲しい車が明らかに。どんな傾向があるのか。 - 吉野家とすき家の「牛丼並盛」に、37円の差がある意味 コロナ禍で明暗を分けた戦略を読み解く
コロナ禍でも牛丼チェーン大手のすき家が善戦している。一方、吉野家はすき家と比べて苦戦している。メニューの価格から戦略を読み解くと…… - コンビニ弁当の価格が“三極化” セブンは「270円」を投入、ミニストップは「599円」が好調
500円前後がボリュームゾーンだったコンビニ弁当の価格帯が広がっている。大手は200円台や300円台のミニ弁当を相次いで発売。一方、ミニストップは599円という高額の弁当が売れている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.