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ローソン、新型フライドチキン「パリチキ」発売 「からあげクン」と「Lチキ」が獲得できていない層を狙う:衣のパリパリ食感にこだわり(1/2 ページ)
ローソンが新型フライドチキン「パリチキ」発売する。一口サイズの「からあげクン」と、味の濃いジューシーな「Lチキ」をすでに販売している。新商品でどんな客層を狙うのか。
ローソンは10月12日、衣のパリパリ食感にこだわった新しいフライドチキン「パリチキ」(180円)を、同月26日から全国のローソン店舗で発売すると発表した。
同社は主なチキン関連商品として、一口サイズの「からあげクン」や、味の濃いジューシーな「Lチキ」を販売している。一方、パリチキは「フライドチキンは好きだが、脂っこさや味の濃さが苦手で購入する機会が減った」消費者を狙う。
商品コンセプト開発部の内田恵美氏によると、からあげクンはおやつ感覚のチキン商品を求めるファミリー層、Lチキは“がっつり系”を求める10〜30代男性に特に支持されているという。一方、フライドフーズのカテゴリーでは、20〜30代女性や、脂っこいものを避け始める40代以上を獲得できていなかった。
パリチキの開発にあたっては、民間企業が実施した「食べている時の音で好きなもの」に関する調査を参考にした。若い女性が「パリパリ」という音が好きなことに着目。衣の製法を工夫することで、中の水分が染み出しにくくした。そして、Lチキと比較して皮を4割以上薄くした。こうすることで、消費者が「衣が脂っぽい」と感じにくいようにしたという。塩分量もLチキと比べ2割削減した。
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