ニュース
ローソン、新型フライドチキン「パリチキ」発売 「からあげクン」と「Lチキ」が獲得できていない層を狙う:衣のパリパリ食感にこだわり(2/2 ページ)
ローソンが新型フライドチキン「パリチキ」発売する。一口サイズの「からあげクン」と、味の濃いジューシーな「Lチキ」をすでに販売している。新商品でどんな客層を狙うのか。
先行販売の結果は?
8月下旬〜9月上旬に実施した先行販売では、Lチキと比べてパリチキは女性に支持されたことが分かった。また、フライドチキンの売り上げが先行販売前と比較して2倍以上になる効果もあった。
10月26日に発売するパリチキは、パリパリ食感と塩ベースのシンプルな味付けが特徴。今後は、さまざまなバリエーションの商品を投入する予定だ。22年1月18日には、5パターンのニンニクを使用した具材感のあるソースが特徴の「パリチキ(ザ・ニンニク)」(180円)を発売する予定だという。
からあげクンは1986年に発売された。当時、から揚げは、「総菜」カテゴリーとして認識されていたが、歩きながら食べられる点が支持され、ローソンの看板商品に育った。商品コンセプト開発部の内田氏は「からあげクンを超える商品として育成したい」と意気込んだ。
ライバルのファミリーマートは、3月にホットスナックの新商品「クリスピーチキン」を発売している。「食感の楽しいフライドチキン」であり、ザクザクした食感が特徴。クリスピーチキンシリーズの累計販売数は、7月6日時点で2500万食を突破している。フライドチキンを巡る競争が注視される。
関連記事
- ファミマが「からあげクン」に“宣戦布告” 新商品の「ポケチキ」を食べ比べてみた
ファミリーマートが一口サイズのフライドチキン「ポケチキ」を発売する。ローソンの看板商品「からあげクン」と競合する商品だ。ポケチキとからあげクンを実際に食べ比べてみた。 - レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - スシローとくら寿司 「価格帯」と「シャリ」から見えた戦略の“決定的”な違いとは
大手回転寿司チェーンのスシローとくら寿司。標準的な寿司の重さはほぼ一緒。しかし、価格とシャリの違いから戦略の違いが見えてきた。 - 「100円×3個=301円」問題でセブンが公式に謝罪 見習うべきは「イオン方式」か
「税込100円×3個=301円」問題で混乱が起きたセブン。お客が困惑した根本原因は事前告知が不足していたことだ。ただ、イオンが採用する価格表記を採用する道もあったかもしれない。 - 新成人が「欲しい車」ランキング 3位はフォルクスワーゲン、2位はBMW、1位は?
ソニー損保が新成人のカーライフ意識調査を実施。普通自動車運転免許の保有率や欲しい車が明らかに。どんな傾向があるのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.