クラファン開始1時間で400万円獲得した「電動アシスト自転車」は何がすごいのか?:コロナ禍で自転車が人気
電動アシスト自転車がクラウドファンディング上にて開始1時間で400万円の資金を獲得した。コロナ禍で三密回避の乗り物として人気を集めているものの、なぜこんなに売れているのだろうか?
電動自転車の開発・販売を行うアベントゥーライフ(東京都世田谷区)は、アプリと連携できる電動アシスト自転車、コネクティッドバイクの「WELB WL01」(ウェルビー ダブリューエルゼロワン)を発売。クラウドファンディングで10月22日に先行予約を開始したところ、1時間で400万円の資金を集めた。
WELB WL01の特徴はデザイン性と機能性にある。バッテリーはフレーム内蔵型で、バッテリーが外付けの電動アシスト自転車のような仰々しさが和らいだデザインになっている。また、アプリと連携することでスマートフォンや指紋認証でのロック解錠を可能とした。そのほか、走行データを基にしたヘルスケア管理やマップ機能なども実装している。
航続可能距離は45〜100キロメートルで、本体重量は16.8キログラム。価格は19万8000円。WELB WL01は前かごなどは付いていないものの、パナソニックが10月4日に発表し話題になった19.9キログラムの電動アシスト自転車よりもさらに軽い仕様だ。
帝国データバンクは、2020年度の自転車販売市場は2100億円を超え、過去最高を更新したと発表。また、経済産業省の調査によると、近年の自転車販売の主軸となっているのは、スポーツタイプの自転車と電動アシスト自転車だという。そして、電動アシスト自転車は5年前から5割販売台数を伸ばしているという結果も出ている。
アベントゥーライフは今後について「ヨーロッパなど海外では5年ほど前からアプリと連携できるコネクティッドバイクが登場し、注目を集めている。日本でもコネクティッドバイクを知ってもらうために、販売を強化していきたい」と話した。
【編集履歴:2021年10月25日午後9時 記事タイトルと内容を一部変更しました】
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