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コンパクト家電ブランド「レコルト」が、ブランド発足時から海外展開できたワケ家電メーカー進化論(7/7 ページ)

デザイン性が高く、お値ごろな家電が揃う人気のキッチン家電ブランド「レコルト」を展開するウィナーズ。実は日本だけでなく、海外でも人気を集めているという。家電メーカーとしての目指す道と、積極的な海外展開について、創業者でもあり、代表取締役の岡野真二氏に話を聞いた。

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 そして、昨年には レコルト初となる「部屋干し除湿機」もラインアップ。これまでキッチン家電に加え、リビング(ホーム)家電の本格展開もスタートした。

 さらにキッチン家電は、従来品が女性向けの比較的ポップなカラー展開だったのに対し、近年は落ち着いたマット調やブラックなどのカラー展開を用意するなどラインアップの拡充も進む。新たに男性など、幅広い層からの支持を集め始めているようだ。


人気のホットプレートもリニューアル。カラーリングがマット調になったことに加えて、プレート内にヒーターを固定しているため、高効率で加熱できる仕組み

 「レコルトをこの先どうしていくかを、上海から日本に帰る際の空港で、韓国出身のパートナーと話したことがあります。そこにはBMWなどメジャーブランドの広告がたくさん掲出されているわけです。2人で『いつかここに広告出したいね』と話したのを覚えています。日本だけでなく、海外でもしっかり知られているブランドになりたいですね」(岡野氏)

 そのために今、大切なのが日本市場でしっかり足場を固めることだと、岡野氏は語る。レコルトがフロムジャパンであることは揺るがない。それは海外で売れるために欠かせない要素でもあるという。

 そしてコロナ禍が落ち着き、海外に渡航できるようになったら、再び岡野氏自らがトップセールスに精を出す予定だという。もともとコロナ前には、現地からの引き合いもあり、20年にヨーロッパ進出を考えていた。

 コロナによって止まっている海外展開を再び進め、日本発の家電ブランドとして、世界市場で存在感を示していくのが、これからのレコルトが目指していく道なのだ。

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