職場の「セクハラの境界線」調査 女性の半数「男性の容姿によって境界線は変わる」と回答(2/2 ページ)
Staueticは、20〜50代の男女会社員を対象に、「セクハラの境界線」に関する調査を行った。女性に、相手がイケメンだったらセクハラの境界線が変わることがあるか聞いたところ、「変わる」と答えた女性は半数以上もいることが分かった。
男性の8割以上が「セクハラをしていない」
男性に、職場での自身の行為や発言がセクハラに当たると思うことはあるか聞いた。自分ではセクハラになるようなことをしていないと思うかの問いに、最も多かったのは「多分していないと思う」(47.8%)、次いで「絶対にしていないと思う」(35.5%)、「しているかもしれないと思う」(12.9%)と続いた。男性の8割以上がセクハラをしていないと思っていることが分かった。
また、今までセクハラだと言われたことはあるか聞いたところ、「ある」人は12.9%、「ない」人は87.1%だった。女性への接し方に気を付けていても、セクハラに該当してしまうことがある様子がうかがえた。
男性に、女性と接する際にセクハラと言われないように気を付けていることを尋ねた。「体に触れないようにする」(30代男性)、「極力プライベートに踏み込んだ質問はしない、物理的に距離を置く」(30代男性)、「年齢、容姿に関しての話はしない」(50代男性)などが聞かれた。
また男性に、自分がもしイケメンだったら、セクハラだと言われなかったと思うかを尋ねた。最も多かったのは「ある程度そう思う」(43.3%)、次いで「とてもそう思う」(29.9%)と、7割以上がイケメンだったらセクハラだと言われなかったと思っていて、女性だけでなく男性も容姿によってセクハラの境界線は変わると思っていることが分かった。
Staueticは、「男性は、女性に対する行為や発言に気を使っているものの、1割以上がセクハラだと言われてしまった経験があるようだ。また、女性だけでなく男性も、容姿によってセクハラの境界線が変わると考えていることが分かった」とコメントした。
今回の調査は、20〜50代の男女会社員を対象に、インターネットで行った。期間は21年10月14〜15日、有効回答数は1032人(女性513人、男性519人)。
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