キャッシュレス決済対応の指輪型端末「EVERING」が目指す世界とは? 販売元の津村直樹COOに聞く:3分インタビュー(1/3 ページ)
決済機能を搭載した指輪型端末「EVERING」(エブリング)の特徴や今後の展望について、販売元の津村直樹COOに聞いた。
3分インタビュー:
「SNSで話題のあの商品はどうやって開発したの?」「なぜこの会社はこんな取り組みを進めているの?」ちょっと気になっていた企業の“なぜ”をコンパクトに紹介します。
サービスや製品に込めた思いや苦労話など、担当者にしか分からない「裏側」を徹底取材。仕事が忙しくて、じっくりと情報を得ることができない人でも読めるよう、できるだけ簡潔にまとめています。テレワーク中の息抜きや移動時間、就寝前に「3分インタビュー」でサクッと情報収集!
スマートフォンやスマートウォッチなどキャッシュレス決済に対応した端末が続々と登場する中、次の主役は「指輪」になるかもしれない。
その名は「EVERING」(エブリング)。決済機能を搭載した指輪型のウェアラブルデバイスで、5月に数量限定で発売した初回販売分の3000個は、即日完売するなどの反響を見せた。10月からは一般販売を開始し、11月からは新色「ホワイト」の販売を始める。
エブリングはVisaのタッチ決済に対応した端末。クレジットカードの代わりに指輪を読み取り機にかざせば、決済が可能になる。専用のスマホアプリから、VisaやMastercard、JCBなど各ブランドのクレジットカードを登録してチャージするプリペイドカード型で、充電も不要。素材には、金属アレルギーのユーザーでも使用できるよう、人工関節や歯の治療に使われる「ジルコニアセラミック」を使用し、5気圧防水を備えている。
製品名は「全てのもの(everything)につながるリング」というものに由来する。決済機能だけでなく、将来的にはスマートロックのキーにしたり、スタジアムなどのチケットを搭載したりと、エブリング1つで生活できる世界を目指す。
端末を開発したのは、美容用品「ReFa」(リファ)ブランドを手掛けるMTG(名古屋市中村区)の傘下、英McLEAR(マクレア)という企業。英国と豪州でも販売しており、アジア唯一の販売国である日本に対しては、製品名と同名のEVERING(東京都中央区)が輸入・販売を担当している。
同社の共同経営者である津村直樹COOに、エブリングの特徴や今後の展望を聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 格安航空ピーチ、行き先を選べない“旅ガチャ”自販機を渋谷に設置 支払いはPayPay
コロナ禍で売り上げが減少した観光業界や航空業界を盛り上げようと、Peach Aviationが国内11路線の航空券購入に利用できるポイントなどが入った、カプセルトイ自販機「旅くじ」を渋谷に設置した。航空券の行き先を選べない点が特徴。決済方法はPayPayのみ。 - 吉野家など“外食業界の雄”28社、全国9400店舗で一斉に特典 「#外食はチカラになる」始動
吉野家ホールディングスの河村泰貴社長を発起人とした、外食業界28社による業界横断プロジェクト「#外食はチカラになる」が始動。全国9400店舗で、割引などの特典を提供する。 - 東京都、ワクチン接種者にLINEでクーポンやポイント付与 博報堂が10億円で受注
東京都が18歳〜39歳の都内在住者約360万人の新型コロナワクチン接種を促進するため、メッセージアプリ「LINE」を使ってクーポン券やポイントを付与すると発表した。受注者は博報堂で、受注額は広報・啓発費を含めて約10億円。10月末をめどに、事業を開始する。 - 秋田県の「住み続けたい街」ランキング 3位「大仙市」、2位「秋田市」、1位は?
大東建託は、秋田県に住む成人男女累計3131人の回答を集計し、各ランキングを作成した。 - 三重県の「住み続けたい街」ランキング 3位「津市」、2位「東員町」、1位は?
大東建託は三重県に住む成人を対象に、居住満足度調査を実施した。その結果「街の幸福度(自治体)ランキング」の1位は「東員町」、2位は「尾鷲市」、3位は「玉城町」だった。