キャッシュレス決済対応の指輪型端末「EVERING」が目指す世界とは? 販売元の津村直樹COOに聞く:3分インタビュー(2/3 ページ)
決済機能を搭載した指輪型端末「EVERING」(エブリング)の特徴や今後の展望について、販売元の津村直樹COOに聞いた。
――改めて、製品の概要を
基本的にはVisaのプリペイドカードが指輪になったと思ってもらって構わない。Visaのタッチ決済対応のお店、リーダーであれば、リングをかざすだけで決済できる。プリペイドなのでカードの事前登録が必要だが、専用アプリで好きなクレジットカードを事前に登録してチャージすることで、チャージした金額分だけ利用できる。JCB、Mastercard、アメックスにも対応している。スマートウォッチで決済機能を使うには充電が必要だが、エブリングは充電不要で決済できる点も大きな特徴だと感じている。
――どういう仕組みで決済?
リング内にチップとアンテナが入っている。リーダーが出す電波をリング側で受け取り、リング内のチップの情報を返すという仕組みだ。クレジットカードよりも小さいリングに、チップ情報を返すためのアンテナを内蔵した点が、端末としての特徴でもある。
――なぜ指輪型?
人間にとって、身に付けて邪魔にならないものを考えた時に、指輪が適切と考えたからだ。指輪だと、紛失時にも気が付きやすい。仮に紛失した際は、専用アプリから簡単操作で利用を停止できる。近年、スマートウォッチが普及し、利便性を享受している人がいる一方で、腕に付けた端末を邪魔に感じる人もいるかもしれない。将来的には、端末を体内に入れるような時代が到来するかもしれないが、そうしたことにも抵抗感を示す人もいる。また、指輪は、古代エジプトの時代から身分証明に使われていたという記録が残っているなど、歴史的にも人々の生活において重要な役割を担ってきた。
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