焼き肉店を家族で利用する人は67% コロナ禍での利用シーンは?:1000人に聞いた
コロナ禍で焼き肉店はどのように利用されているのか。1000人を対象に調査した。一緒に利用する人や、店を訪れる際の交通手段などを聞いた。
焼き肉店は家族での利用が67%――そんな結果が顧客満足度向上プラットフォーム「ファンくる」を運営するROI(東京都千代田区)の調査で分かった。
コロナ禍において、焼き肉店を誰と利用することが多いか尋ねた。すると、「家族(子ども有)」(39%)が最も多く、「家族(子ども無)」(28%)、「友人」(17%)と続いた。年代別で比較すると、20代は家族と一緒に利用する割合が低く、30代以降になると家族と利用する割合が高くなる傾向が見られた。
焼き肉店を利用する際の交通手段は「自動車」(49%)が最も多く、「徒歩」(24%)、「電車」(18%)と続いた。「自動車」と回答した割合が最も高かったのは、60代以上だった。
焼き肉店を利用するシーンを尋ねると、「土日祝日」(64%)が「平日」(36%)を上回った。利用する時間帯は午後5時以降の利用が81%だった。
コロナ禍でも焼き肉店を利用する理由は「おいしいから」(45%)が最も多く、「自宅でできないから」(25%)、「食べ放題があるから」(9%)と続いた。
焼き肉店を利用する際、便利だと思うシステムを聞いた。すると、「セルフオーダー」(55%)が1位で、2位は「キャッシュレス決済」(22%)、3位は「順番待ちシステム」(10%)だった。
コロナ禍で多くの飲食店が苦戦を強いられている一方で、焼き肉店がそれほど影響を受けていない。その理由について同社は、自動車で焼き肉店を訪れると回答した人が49%だったことも踏まえ、「特に店舗面積が比較的広い郊外店舗に多く位置する焼き肉店の立地が功を奏しているようだ」と分析する。また、コロナ禍の影響で自宅で食事をする機会が増えているが、「良質なものや自宅では感じ難い雰囲気や味といったものが重要視されているのではないか」とも指摘する。
今回の調査は、「ファンくる」に登録しているユーザーを対象にインターネット上で実施した。調査時期は10月14〜21日で、有効回答数は1000人。
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