ブックオフ、賞味期限が近い“ワケあり”加工食品の販売開始:フードロス削減
「ブックオフ」を展開するブックオフコーポレーションは、食品ロス削減に向け、賞味期限が近い加工食品の取り扱いを開始した。
「ブックオフ」を展開するブックオフコーポレーションは、食品ロス削減に向け、賞味期限が近い加工食品の取り扱いを開始した。過剰在庫や処分に困っている業者を支援し、手ごろな価格でお客に提供するとしている。
取り扱う商品は、お菓子、酒類を除く飲料、加工食品、カップ麺、調味料、缶詰、未開封の食玩など。
加工食品には「3分の1ルール」といわれる商習慣があり、賞味期限の3分の1を超えると、店頭から撤去されている。また、お中元やお歳暮といったギフトセットや季節外れの商品など、まだ食べられるのにやむを得ず廃棄されてしまう食べ物が問題となっている。
そこで同社では、余剰在庫やパッケージが破損した商品、モデルチェンジによる旧パッケージ品などを業者から買い取り、手ごろな価格で販売するとしている。
同社はプレスリリースで「ブックオフでモノを売ったり買ったりする行動そのものが、モノの寿命を延ばし、捨てるモノを減らす社会貢献につながっている。これはSDGsの目標12『つくる責任、つかう責任』を達成させることにおいて、非常に重要な役割となっている」と説明。「食品ロスの削減においても貢献し、サステナブルな社会の実現を目指してまいります」とコメントしている。
販売店舗は「5号札幌宮の沢店」(札幌市)、「仙台泉古内店」(仙台市)、「大宮ステラタウン店」(さいたま市)、「307号枚方池之宮店」(大阪府枚方市)などの16店舗。在庫の買い取りを希望する法人は、公式Webサイトより問い合わせるよう呼び掛けている。
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