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コロナ禍の新入社員は組織への適応が課題? 「リモートで1人仕事」の増加が要因か:2068人に調査(3/3 ページ)
日本能率協会マネジメントセンター、「イマドキ若手社員の仕事に対する意識調査2021」の結果を発表。20年と比較して、新入社員が組織に適応していくプロセスがうまく進んでいない実態が明らかとなった。
新入社員と上司で「期待すること」の認識ギャップが存在
新入社員および上司、先輩それぞれに期待されていると思うこと/期待していることを聞いたところ、両者の認識ギャップがみられた。上司、先輩は「基本行動」や「考え方と態度」に関する項目を期待する一方、新入社員は「前に踏み出す力」を期待されていると認識していた。
同社では「ギャップを解消するためには、指導側が対話やフィードバックを促進し、新入社員側の自己認識を高めながら両者で成長イメージや課題をきちんと共有することが重要となる」と指摘。今後は、決められた仕事をきちんと遂行するために必要な「基本の型(ビジネスマナー、仕事の進め方など)」に加え、環境変化に柔軟に適応していくために「創造的な発想で、新たな解決策をもたらすための考え方やスキル」が重要視されていくとしている。
調査は21年6月、インターネット上で実施。20〜21年に入社した新入社員1020人、新入社員の育成にかかわる上司、先輩社員1048人から回答を得た。
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