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レーザーでボトルに直接印字、完全ラベルレス「アサヒ 十六茶」発売:食品業界では初
アサヒ飲料が、完全ラベルレスの「アサヒ 十六茶」を発売する。インクやシールを使わず、レーザーでボトルに直接印字する。リコーが技術協力した。
アサヒ飲料は、レーザーマーキング技術を活用した、完全ラベルレスの「アサヒ 十六茶」(630ミリリットル)を12月21日に発売する。レーザーにより、ペットボトルの表面のみを加工。インクやシールなどを使わず、ボトルに直接印字する。食品業界では初の取り組みという。
レーザーマーキング技術は、リコーが提供した。11月中旬からアサヒ飲料の富士山工場にリコーの試験機を設置し、生産しているという。
価格は、1箱24本入りで3628円。Amazon.co.jpで、1200箱限定で販売する。
アサヒ飲料は、2018年5月発売の「アサヒ おいしい水 天然水 ラベルレスボトル」(600ミリリットル、1.9リットル)を皮切りに、ラベルレスの商品ラインアップを拡充してきた。新商品では、従来のラベルレス商品で使用していたタックシールやネックリンガー(首掛けPOP)などを使わず、より「エコでラク」(同社)になるという。
同社は、これらラベルレスボトル商品全体で、年間約70トンの樹脂使用量を削減する見込み。C02排出量は年間約230トンの削減になるとしている。
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