調査リポート
男性育休「義務化すべき」が42.6% 取得してよかった・困ったことは?(2/2 ページ)
転職サービス「doda」を提供するパーソルキャリアが、学生以外の20〜55歳の男性を対象に「男性育休に関する意識調査」を実施した。
育休を取得しなかった理由「男性が取得する考えがなかった」
育休を取得しなかった人にその理由を尋ねたところ、「男性が育児休暇を取得するという考えがなかった」(26.1%)、「当時は男性の育児休業制度がなかった」(23.8%)、「当時の業務状況では休暇取得が難しかった」(20.0%)という回答が多かった。
男性の育児休業制度に対する気持ちを聞いたところ、「義務化すべき」が42.6%、「義務化ではなく推奨とすべき」が39.3%、「義務化も推奨も必要はない」が18.1%だった。「義務化すべき」と回答した男性は半数以下だが、「推奨」を若干上回っており、男性が「育休は取りにくい。だから義務化すべき」と感じている心理が見て取れる。
パーソルキャリア執行役員の喜多恭子氏は、「昨今、仕事も家庭を含むプライベートも大切にしたいという思いがより一層強くなっている。2022年4月の育児・介護休業法の改正は、男性育休取得推進にむけた第一歩にすぎない。誰もが当たり前に育休を取得できる環境の整備、そして性別、役職に関係なく働く人々の意識改革に企業が中心となり、社会全体で取り組んでいく必要がある」とコメントした。
調査は、学生を除く20〜59歳の男性555人を対象にインターネットで実施した。調査期間は、10月9〜11日。
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