ニュース
ラオックス、アジア食品専門店「亜州太陽市場」オープン 現地で見た“こだわり”:ファミリー層を狙う(2/3 ページ)
ラオックスは11月25日、東京・吉祥寺にアジア食品専門店「亜州太陽市場」をオープンした。1400アイテム以上のアジアの食品や飲料などをそろえる。
店内の様子はどうなっているのか
入店してすぐの場所には、中国の調味料を並べている。例えば、「トウチ入りラー油」や「鶏肉入りラー油」など、さまざまな種類のラー油を並べている。酢に関しても、「小籠包に付ける酢」「中国山西省とその周辺で有名な穀物酢」「野菜エキスなどを加えたまろやかな黒酢」などを用意。消費者に選ぶ楽しみを提供している。
麺類のコーナーでは、シンガポールのインスタント麺、インドネシアのスパイシーな焼きそば、タイのトムヤムクンラーメン、台湾の汁なし麺など、各国のインスタント麺が並ぶ。スーパーでも扱っているような有名なブランドだけでなく、現地に行かないと買えないような商品構成にこだわっているという。
レトルト食品のコーナーでは、インドのレトルトカレーを用意するだけでなく、現地の米も販売している。「現地の味をなるべく再現する」(広報担当者)のが目的だ。発熱剤で容器を加熱して火鍋をつくるキットも販売している。火を使わないため、災害時やアウトドアでの利用を見込む。
最も注力したというのが冷凍食品のコーナーだ。台湾の屋台でよく使われるソーセージ、イカ団子を始めとする火鍋の具、小籠包などを用意した。
日本の消費者になじみのない食材や調味料も多いので、スタッフがおすすめの食べ方を説明するポップも用意した。ただ、飯田社長は「もっといろいろな提案ができるようにしたい」と語った。利用シーンの提示については、課題を感じているようだ。
関連記事
- レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - スシローとくら寿司 「価格帯」と「シャリ」から見えた戦略の“決定的”な違いとは
大手回転寿司チェーンのスシローとくら寿司。標準的な寿司の重さはほぼ一緒。しかし、価格とシャリの違いから戦略の違いが見えてきた。 - 「100円×3個=301円」問題でセブンが公式に謝罪 見習うべきは「イオン方式」か
「税込100円×3個=301円」問題で混乱が起きたセブン。お客が困惑した根本原因は事前告知が不足していたことだ。ただ、イオンが採用する価格表記を採用する道もあったかもしれない。 - 新成人が「欲しい車」ランキング 3位はフォルクスワーゲン、2位はBMW、1位は?
ソニー損保が新成人のカーライフ意識調査を実施。普通自動車運転免許の保有率や欲しい車が明らかに。どんな傾向があるのか。 - スシロー、イクラ1皿「100円」→「150円」の衝撃 価格高騰にどう立ち向かうのか
スシローがイクラを1皿税別100円から150円に値上げした。漁獲高減少や世界的な需要増が原因だ。世界的な価格高騰に大手回転寿司チェーンはどう立ち向かうのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.