西日本の「道の駅」に初のグランピング施設がオープン 動物園やすべり台が併設:1日1組限定
パソナグループの丹後王国ブルワリーは、グランピング施設をプロデュースしているデュラクスジャパン(京都市)と連携し、丹後王国「食のみやこ」内にグランピング施設を新設する。丹後地域での滞在型観光の促進と、同地域の魅力発信・認知拡大が狙いだという。新施設の特徴は?
丹後王国ブルワリー(京都府京丹後市)は、道の駅『丹後王国「食のみやこ」』内にグランピング施設をオープンすると発表した。同社によると、グランピング施設が道の駅に開設されるのは初めてだという。丹後地域での滞在型観光の促進と、同地域の魅力発信・認知拡大が狙い。
京丹後大宮ICから約15キロメートルに位置する丹後王国「食のみやこ」は、甲子園球場約8個分(約34万平方メートル)で道の駅としては、西日本最大級だという。グランピング施設の利用者は1日1組限定となっており、自然に囲まれたプライベート空間でキャンプ体験を提供する。
アクティビティとしては、「食のみやこ内」にある「小さな動物園」や「芝すべり」といったさまざまな施設、アトラクションが利用できるようになっている。また食事には京都のブランド豚「京丹波高原豚」や、新鮮な海の幸、旬の野菜など、丹後地域の食材を使用したオリジナルBBQや懐石料理を用意した。
グランピング施設のオープンは12月16日の予定で、11月25日から宿泊予約を受け付けている。テントの広さは約38平方メートルとなっており、最大4人が宿泊可能。料金は、1泊2万2000円から(1人当たり、朝食付き)。チェックインは午後3時から、チェックアウトは午前10時までとなっている。
全国グランピング協会は、グランピングの市場規模を150億〜200億円と推計している。また、グランピングをうたっていないコテージやキャビン、トレーラー施設など全国に1000施設以上あり、これらの施設を潜在的なグランピング市場と捉えた場合、その市場規模は合計650億〜700億円ほどに上るという。
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