グランピングの快適性を追求した「トリプルドームテント」 普通のテントとの違いは?:長野県のグランピング施設に提供
グランピングジャパンは、同社が販売を開始した「トリプルドームテント」をグランピングを運営する長野県の「GLAMPROOK 飯綱高原」に納品したと発表した。一般公開も10月1日から開始している。グランピング施設の宿泊の質を向上させることで、他社と差別化し、お客を取り込む狙いだ。
グランピングジャパン(東京都目黒区)は10月5日、9月に「トリプルドームテント」を高級グランピング施設を運営する長野県の「GLAMPROOK 飯綱高原」に納品したと発表した。宿泊の質を向上させることで、他社のグランピング施設と差別化し、お客を取り込む狙い。
「トリプルドームテント」は真ん中に7メートルのドーム、左右に各6メートルのドームがつながっているテント。従来のシングルドームでは難しかったリビングルームとベッドルームを分けられる仕様にすることで、室内空間を宿泊人数や目的に合わせてアレンジできる点が特徴だ。広さは56.7畳。
コンセプトは「アーツ&クラフツ」。室内のインテリアは、高級ホテルのスイートルームを意識したクッションやオリジナルデザインのラグを採用した。
一般販売も開始しているものの、販売価格は非公開で問い合わせが必要となっている。
GLAMPROOK 飯綱高原には今回「トリプルドームテント」に加え、既存のものより1メートルずつ大きい6メートルと7メートルのドームがつながったツインドームテント、8メートル、10メートルのシングルドームテントも新たに追加された。
近年グランピングの注目度は高まっている。トラベルズー・ジャパンの21年8月の調査でグランピングの認知度を調べたところ、81.6%の人が認知していることが分かった。プライバシーの確保された旅行需要の増加やGo Toトラベルキャンペーンなどのプラス効果を受け、20年のグランピング市場は前年比150〜200%程度の成長があったと試算されている。
三密を避けられる手段として人気を集めるグランピング市場、今後も需要の高まりが期待される。
関連記事
- 「グランピング」認知度は8割超 一方、経験者は約1割 なぜ?
トラベルズー・ジャパンは「グランピング」に関する調査を実施した。グランピングを知っている人は81.6%もいたが、実際に経験がある人は14.4%と少なかった。グランピングの予算、メリットデメリットを聞いた。 - 富士山の目の前にグランピング施設がオープン どんな特徴があるの?
グランピングのプロデュースや集客を行うブッキングリゾート(大阪市北区)が運営する「リゾートグランピングドットコム」は、JSフーズ(東京都品川区)が山梨県南都留郡山中湖村にオープンするグランピング施設「LE NIDO(ル・ニド)」の予約受け付けを開始した。プライベートグランピングをうたうLE NIDOの特徴とは? - ドンキ、「キャンピングキャリー」を開発 徒歩キャンパーに訴求
ドン・キホーテは「キャンピングキャリー」を開発した。同社のアウトドアブランドの新商品だ。三密を回避できることからキャンプ需要が高まっていることから開発に至った。どのような商品なのか? - ドンキ、折りたためる電動自転車を発売 コロナ禍の移動手段として注目
ドンキは、折りたためる伝統自転車を9月23日に発売する。同社のオリジナルブランド「情熱価格」の新商品で、同社から折りたためる自転車の発売は初めてだという。コロナ禍の移動手段として自転車人気が高まっていることが理由。 - 最も好きなカフェ 「コメダ珈琲店」「マクドナルド」を抑えて1位になったのは?
カフェチェーンブランド調査が行われた。最も好きなカフェは3位は「コメダ珈琲店」、2位は「マクドナルド」だった。知名度も店舗数も多い両店を抑えて1位になったのは?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.