2015年7月27日以前の記事
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「車を買ったのを忘れてしまう」1年たっても届かない新車 納期大幅遅れの波紋伸び悩み(2/2 ページ)

新型コロナによる半導体不足で、車社会の沖縄県内でも新車の納期が大幅に遅れている。スポーツタイプ多目的車(SUV)など人気の車種では、予約から「1年待ち」も起きていて……。

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沖縄タイムス
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伸び悩みの理由

 伸び悩みの理由は何か-。新車販売店で働く30代男性は「コロナの不景気だけではない。半導体と部品の供給遅れで納期が読めず、商談でもはっきりと伝えられないことも影響している」と話す。

 他のメーカーの社員間で共有する情報でも、納車まで各社3〜4カ月かかっており、人気車種の1年待ちもあった。中古車を選ぶ客も増えているという。

 半導体は自動車やパソコン、家電などを制御する電子部品として幅広い製品に搭載され「産業のコメ」とも呼ばれる。不足の原因は新型コロナによるリモートワークの増加でパソコン需要が高まり、供給が追い付かないからだと指摘されている。

 加えて自動車の部品を作る東南アジアで感染が拡大し、部品調達が困難に。自動車国内大手8社は、来年3月期に287万6千台を減産すると発表している。

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