受験生の親の困りごと 「家ではあまり勉強していない」を抑えた1位は?:中高生の親が対象
教育事業を展開するモチベーションアカデミアは「大学受験勉強に関するアンケート」を実施。受験生の親の困りごとを調査した。2位は「家ではあまり勉強していない」。1位は? また、子どもとのコミュニケーションにおける課題も調査した。
リンクアンドモチベーションのグループ会社、モチベーションアカデミア(東京都中央区)は、大学受験を目指す中学生・高校生の子どもを持つ保護者300人を対象に、「大学受験勉強に関するアンケート」を実施した。受験生の親の困りごとの1位は「集中力が続かない」(24.0%)という結果に。
2位は「家ではあまり勉強していない」(21.7%)、3位は「得意科目と苦手科目の差が激しい」(21.0%)と続いた。
同社はこの結果について、「必要な場面で集中して物事に取り組めるかどうかは、大学受験だけでなく、その後の大学での学び、そして社会に出てからもなお、その環境でどれだけの成果を出せるかに直接関わってくる」とし、「最終的には、子どもが自分の集中を切らさないよう自分自身をコントロールできるようになることが目標。そのためには、周りの人が子どもに働きかけるなど、子どもが集中できるようサポートすることが大切だ」とコメントした。
同社は家庭内で子どもと、どのようなコミュニケーションを取っているかも調査した。コミュニケーションで最も多い悩み1位は「会話の量が少ない」(20.0%)という結果に。次いで「子ども考えていることが分からない」(13.3%)、「子どもと将来についてあまり話せていない」(13.0%)と続いた。
中学生や高校生になると反抗期や思春期に入るため、親子のコミュニケーションが難しいと感じている家庭も多いようだ。同社は、「子どもとのコミュニケーション、特に『やる気』を引き出すためには、子どもがどんなことに対して『やる気』を出すのかを見極めることがとても大切だ」と指摘する。
自宅でも集中力を維持して勉強するためには、「勉強時間などの目標の把握」「勉強中のコミュニケーションの取り方」「終わった後の声の掛け方」など、子どもとのコミュニケーションの取り方が大きなポイントになるとのことだ。
調査は9月17〜21日にかけてインターネットで実施した。調査対象は大学受験を目指す中学生・高校生の子どもを持つ保護者300人。
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