「プライベートは後回し」 営業職の約7割が退職を検討、感じるメリット・デメリットは? :営業職543人に聞く(1/2 ページ)
日本労働調査組合(東京都足立区)は、営業職の男女543人を対象に「営業職の勤務意識に関するアンケート」を実施した。
日本労働調査組合(東京都足立区)は、営業職の男女543人を対象に「営業職の勤務意識に関するアンケート」を実施した。最近退職を検討したと回答した人は69.6%で、特に20代の約8割が、退職を検討していることが分かった。
最近退職を検討したことがある答えた人の中で「新型コロナウイルスの影響」を挙げた人は42.7%だった。
年代別に見ると、新型コロナの影響と回答した20代は48.4%、30代52.5%、40代27.0%だった。また新型コロナとは別の理由で、退職を検討している20代は31.5%、30代19.3%、40代29.8%という結果に。合計すると、20代の79.9%、30代71.8%、40代56.8%が退職を検討していることになる。年代が上がるにつれて、退職への意識は低くなる傾向がみられた。
営業職として働き続ける場合の懸念や不安について尋ねた。その結果、「給料が安い」(33.5%)が最も多く、次いで「将来が不安」(31.7%)、「モチベーション維持」(30.9%)と続いた。他にも「リモートワークがしたい」「ノルマにつぶされそう」「自分のスケジュールで動かないことも多いため、プライベートは後回しになる」という声もあった。
同社が今年5月に実施した同調査でも、「給料が安い」「モチベーション維持」の順位は変わらず、前回2位だった「長時間労働」は7位と後退。一方、前回5位だった「将来が不安」が2位にランクアップしている。
調査を行った日本労働調査組合は「営業時間短縮などの影響もあり長時間労働は少なくなったが、その反面で将来性に不安を感じている人が増えている様子がうかがえる」と指摘する。
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