ニュース
昇格と昇進の違いは? 混乱してしまう等級・役職制度の失敗パターン:新連載・昇格、降格人事を考える
昇格は、何を基準にどのようなプロセスで行われるのか。昇進とは何が違うのか。社労士が解説します。
「今年は○○さんが昇格しましたね」
「△△さんもそろそろ昇格させてもいいのでは」
このような会話が会社ではよくあります。昇格というのは、何らかの基準、手続きによって会社内のランクが上がることをいいます。
会社の人材マネジメントにおいて、社員をランク付けする施策は、最も根幹に位置する重要なものです。それは賃金決定、役職任用、人材育成などさまざまな施策につながるものなのです。
では、実際に何を基準に、どのようなプロセスで昇格は行われるのでしょうか。似たような言葉に「昇進」がありますが、何が違うのでしょうか。一方「降格」という逆の動きもありますが、どういう場合に行われるのでしょうか。
昇格と昇進の違い
関連記事
- “みんなそろって昇進”だったカゴメ ジョブ型に舵切りしたCHOが明かす「社内改革の鉄則」とは
社員間で人事評価に差が付かず「85%が同じ評価」、入社16年が経たないと課長になれない、若い人は優秀でも比較的給与が低い──2012年に入社した有沢正人氏は、「これはあかん」と改革に乗り出した。 - “パートは低賃金で当然”の日本で、なぜ「全従業員を正社員化」できた? イケア・ジャパン人事に聞く
いわゆる「同一労働同一賃金法」より約6年も前に、イケア・ジャパンはパートタイマーを含め全従業員を正社員雇用に切り替えた。なぜそのようなことができたのか。イケア・ジャパン人事にインタビュー。 - 「指示待ち」「官僚的」な社風が一変 湖池屋の好業績の陰に“人事改革”あり その中身は?
湖池屋の業績が伸びている。もとは「指示待ち」「官僚的」だった社風を改革したことが、要因の1つのようだ。組織の文化や風土の変革など、湖池屋を変えた人事改革に迫った。 - 職位等級を全世界で統一 オリンパス、日本型でも欧米型でもない「ハイブリッド人事制度」の全貌
従来の日本型を否定するわけではない、欧米型をまねするわけではない「ハイブリッドなHR」を目指し、人事改革に1年間取り組んできたオリンパス。その成果は……?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.