スズキは12月10日、軽乗用車の新型「アルト」を同22日より発売すると発表した。9代目となる新型アルトは、気軽に安心して乗れ、世代を超えて親しみやすく愛着のわくデザインを採用し、内外装を一新した。
アルトは、運転のしやすさや使い勝手のよさ、経済性の高さなどをあわせ持った軽自動車として1979年5月に発売。時代にあわせて機能や性能を進化させ、これまでに8代にわたって展開。国内累計販売台数は約526万台で、同社の軽自動車を代表するモデルだ。
新型アルトには、従来のR06A型エンジンとエネチャージの組み合わせに加え、R06D型エンジンとマイルドハイブリッドの搭載でさらなる低燃費を実現した。また、WLTCモード燃費では、軽自動車トップの27.7キロ/リッターを達成した。
安全面では、ガラスエリアを拡大して視界を広くした他、夜間の歩行者も検知するデュアルカメラブレーキサポートなどを搭載する「スズキ セーフティ サポート」と6エアバッグを全車に標準装備した。
また、必要な情報をフルカラーで見やすく表示するヘッドアップディスプレイを採用。ステレオカメラで認識した道路標識をヘッドアップディスプレイに表示する標識認識機能を搭載した。全方位モニター用カメラを装着した車には、狭路でのすれ違い時の接触防止をサポートする「すれ違い支援機能」も採用した。
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