ピーチ、行き先を選べない「旅くじ」を機内販売 ガチャは不採用、袋から取り出す“超アナログ形式”で
Peach Aviationは、航空券購入に利用できるポイントなどが入った「旅くじ」の機内販売を始めた。お土産としての需要の掘り起こしや、機内で次の行き先を決めてもらう狙いがあるという。
格安航空会社(LCC)の「Peach」(ピーチ)を運営するPeach Aviationは12月17日、航空券購入に利用できるポイントなどが入った「旅くじ」の機内販売を始めた。お土産としての需要の掘り起こしや、機内で次の行き先を決めてもらう狙いがあるという。これまではカプセル型自販機で販売していたが、機内では乗務員が持つ専用の袋から購入者がカプセルを選ぶ“超アナログスタイル”で提供する。
旅くじは、行き先、6000円分または1万円分のポイントと交換できる英数10桁の専用コードとパスワードを記載した紙のほか、行き先の観光地でのミッションを同封したカプセル。開封するまで行き先が分からないドキドキ感を味わえるのが特徴で、獲得したポイントはピーチの航空券購入時に利用できる。
旅くじの機内販売は、新東京国際空港(成田空港、千葉県成田市)と関西国際空港(大阪府泉佐野市)に到着する全便が対象。東京(成田)到着の機内では、同空港を出発する11路線、関空到着の機内では、同空港を出発する13路線の旅くじをそれぞれ封入している。
これまで1回5000円(PayPayのみ)で、“旅ガチャ”としてカプセル型自販機で提供していた。安全上への配慮や設置スペースの問題から自販機での販売を見送り、販売方法を購入者が袋から取り出す形式に、決済方法をクレジットカードか現金に、機内販売に合わせてそれぞれ変更した。
同社は8月に旅くじを大阪に初めて設置。その後、設置場所を東京、名古屋に拡大し、14日からは福岡にも設置しており、これまでの累計販売数は1万1000個(12月17日時点)。
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