ニュース
“NHK受信料を支払わなくていいテレビ”を製品化 ドンキの狙いは?:チューナーレスのネット動画専用機(2/3 ページ)
「ドン・キホーテ」が発売した、「ネット動画専用スマートTV」がネット上で大きな話題を呼んでいる。テレビと称しながら、テレビチューナーを搭載していないためだ。製品化の狙いと経緯を聞いた。
実は“2代目”の「チューナーレステレビ」
注目を集めるドンキのチューナーレステレビ。初の商品化ではなく、実は“2代目”だという。同社は2019年、「チューナーレス液晶テレビ」(32インチ、2万1780円)を発売。“初代”でも2代目同様、外部機器なしでネット動画を視聴できる製品を目指した。
Fire TV Stickなど外部機器の機能を内蔵した製品を目指したものの、当時は技術面やコスト面が大きな課題になり、断念。外部機器との使用を前提に、電源のオン・オフと音量調整可能な、リモコン付きの液晶モニターを「チューナーレステレビ」と銘打って発売した。
“妥協の産物”として誕生した経緯もあってか「販売実績としてはブレイクしたとはいえなかった」と同社。一方で「WebメディアやSNSでの反響は非常に大きかった」という。そうした声が「尖った商品を」という社内文化を刺激。「チューナーレステレビが欲しい」というユーザーからの要望も、2代目の製品化を後押しした。
2代目は24インチ(2万1780円)と42インチ(3万2780円)の2サイズを展開。42インチは、一人暮らしでも購入するユーザーが増加していることを背景に製品化した。24インチに関して、同社は「よりパーソナルなスペースでもPCモニター代わりにも使用してほしい」としている。
関連記事
- 正月特番の“試食拒否”シェフに批判殺到、無関係の店も被害に TBS「誹謗中傷止めて」
TBSが番組出演者への誹謗中傷を止めるよう注意喚起した。正月特番に出演していた有名シェフがコンビニのおにぎりの試食を拒否し、味を判定しようとしていたことから、Twitterなどで批判が相次いでいた上、一連の騒動とは無関係のレストランにも誹謗中傷の被害が及んでいたため。 - カシオの“G-SHOCK携帯”、9年ぶりの新機種 復活の狙いと舞台裏をKDDIに聞いた
2000年代、アウトドアファンを中心に根強い人気を誇ったカシオのタフネス携帯「G'zOne」シリーズ。カシオの事業撤退もあり、その歴史に終止符を打っていたが、KDDIは12月、9年ぶりに新機種を発売した。復活の狙いと舞台裏を担当者に聞いた。 - メタバースって何? 素朴な疑問をクラスターCEOに聞いた
2021年になり「メタバース」という言葉を耳にする機会が増えた。メタバースの意味や定義などをクラスターのCEOに聞いた。 - 「勉強ばかりしてないで、ゲームしなさい」――四国新聞の広告に反響 背景に香川県の“ゲーム条例”、広告の真意は?
四国新聞の12月20日付の朝刊に掲載された「勉強ばかりしてないで、ゲームしなさい」とする広告がTwitterを中心に話題となっている。広告の出稿元の企業は「ゲームが障害ではなく、教育としての魅力があることを伝えたい」としている。 - コロナ禍でも2桁成長のレゴ 売れ筋10商品と傾向を聞いた
コロナ禍で大きく業績を伸ばしているレゴ。売れ筋10商品とともに、販売戦略と傾向を聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.