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楽天銀行、預金残高7兆円を超える
楽天銀行は、2021年12月末に預金残高が7兆円を超えたことを発表した。6月末に6兆円を超えてから、半年で1兆円を積み増した。ネット銀行の中では、口座数は最多となる1100万を超えている。
楽天銀行は、2021年12月末に預金残高が7兆円を超えたことを発表した。6月末に6兆円を超えてから、半年で1兆円を積み増した。ネット銀行の中では、口座数は最多となる1100万を超えている。
競合となるネット銀行の預金残高は、住信SBIネット銀行が6兆6284億円(21年9月末)、ソニー銀行が3兆円(同9月末)、auじぶん銀行が2兆円(同8月末)、PayPay銀行が1兆3476億円(同9月末)となっている。
楽天銀行の預金残高が大きく増加した原動力となったのは、楽天証券との口座連携サービス「マネーブリッジ」だ。普通預金の金利を0.1%に優遇する措置の効果で、口座数は300万口座を超え、マネーブリッジの預金残高は4兆円を超えた。全体の6割弱が、マネーブリッジ口座に入金されている形だ。
一方で、4月からは、マネーブリッジの金利優遇を変更し、預け入れ300万円以上については優遇金利を0.04%に引き下げる(関連記事)。マネーブリッジ口座の平均残高は130万円程度であり、全員が引き下げの影響を受けるわけではない。しかし、4月に向けてどんな影響が出るのかは不透明だ。
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