全国メインバンク社数ランキング 1位「三菱UFJ銀行」、地銀トップは?(1/2 ページ)
帝国データバンクは、2021年の全国金融機関ランキングを発表した。全国メインバンク社数トップは、2009年の調査開始以降13年連続のトップとなった「三菱UFJ銀行」だった。
帝国データバンク(TDB)はこのほど、2021年の全国の金融機関を対象に実施したメインバンク動向調査の結果を発表した。調査ではメインバンクとして取引する企業数をランキング化。その結果、メインバンク社数トップは「三菱UFJ銀行」の9万6511社(シェア6.64%)で、09年の調査開始以降、13年連続のトップとなった。
2位は「三井住友銀行」の7万7437 社(同5.33%)、3位は「みずほ銀行」の6万2291社(同4.28%)、4位はりそな銀行の3万469社(同2.10%)、5位は「北洋銀行」の2万3895社(同1.64%)だった。
都市銀行(メガバンク)上位3行のメイン社数は前年比で計約3700社、シェアにして計0.24ポイントの減少で、メイン社数の減少が進んでいる。
地銀トップは「北洋銀行」
地方・第二地方銀行では、上位60行のうち「北洋銀行」 (2万3895社)が最多で、6位の「福岡銀行」(2万1871社)、7位の「千葉銀行」(2万1124 社)、8位の「西日本シティ銀行」(2万563 社)と続いた。上位10行のうち、「福岡銀行」は最もメイン社数が増加し、224社増となった。増加社数が200社を超えたのは福岡銀行のほか、上位18位の「八十二銀行」(1万4291社)、58 位の「横浜信金」(6721社)の計3行庫のみだった。
第四銀行と北越銀行が経営統合して発足した9位の「第四北越銀行」のメイン社数は1万7993社(シェア1.24%)で、北陸4県に拠点を置く地方銀行として初めてトップ10入りを果たした。 同じく経営統合で発足した「三十三銀行」(7305社、同0.50%)は 48 位で、上位60行に連なる形となった。
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