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住信SBIネット銀行も預金残高7兆円到達 楽天銀行とデッドヒート
住信SBIネット銀行は1月4日に、預金残高が7兆円を突破したと発表した。2020年11月に6兆円に到達しており、1年2カ月で1兆円増加した。
住信SBIネット銀行は1月4日に、預金残高が7兆円を突破したと発表した。2020年11月に6兆円に到達しており、1年2カ月で1兆円増加した。
ネット銀行では、楽天銀行が12月末に7兆円を超えたばかり(記事参照)。口座数、預金残高ともに、住信SBIネット銀行と楽天銀行が他行から頭一つ抜けている。また、両行はそれぞれ上場を予定しており、今後もデッドヒートが続きそうだ。
住信SBIネット銀行はリテールバンクとして総合的な強みを持つ。住宅ローン取り扱い額は21年8月に7兆円を超えており、業界首位を狙う。また、銀行サービス基盤を企業に提供するBaaS事業をNEOBANKブランドで展開しており、ヤマダ電機、JALなど4社が活用している。
スマホアプリの評価も高く、認証が必要な取引の際も乱数表やワンタイムパスワードの入力を必要とせず、アプリへのプッシュ通知と承認ボタンでセキュリティを確保している。またキャッシュカードなしで、コンビニATMで現金を引き出せる機能も備える。
楽天銀行のマネーブリッジと同じく、SBI証券と口座を連携するハイブリッド預金サービスも提供している。12年まではマネーブリッジと同様0.1%の金利を提供していたが、金利の引き下げを繰り返し、現在は0.01%となっている。
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