PayPayほけん、加入者急増 「コロナ見舞金」好評:オミクロン株の感染拡大で
「PayPay」のアプリ上で保険を販売する「PayPayほけん」が好調だ。サービス開始以降の最多記録を更新した。「オミクロン株」の感染が拡大する中、新型コロナの感染時に一時金を支払う「コロナ見舞金」が好評だという。
QRコード決済サービス「PayPay」のアプリ上で保険を販売する「PayPayほけん」が好調だ。1月12日を境に加入者が増加傾向にあり、同月14日には1日で8000件の新規契約を獲得。サービス開始以降の最多記録を更新した。「オミクロン株」の感染が拡大する中、新型コロナの感染時に一時金を支払う「コロナ見舞金」が好評だという。
同サービスは、2021年12月16日に開始。コロナ見舞金に加え、自転車事故対策の「あんしん自転車」(1年契約、月額140円から)、車を借りた際に加入する「あんしんドライブ」(12時間800円から)などの従来型の損害保険のプランの他、ゴルフプレー時のトラブルに備える「あんしんゴルフ」、スキーなどのウィンタースポーツ時の事故や遭難した際の捜索費用を補償する「あんしんスキー&スノボ」など7保険を提供している。
加入件数4万件の約7割が「コロナ見舞金」
PayPayほけん全体では、1月16日までに約4万件の新規加入者を獲得。中でもコロナ見舞金が好評で、全加入者の約68%を占める。サービス開始以降、同月11日までの1日当たりの平均加入件数は約40件だったものの、オミクロン株の感染拡大で加入者が殺到。12日に約800件を記録すると、翌13日と14日の加入件数はそれぞれ約6700件、約8000件となり、2日連続で1日当たりの最多記録を更新した。その後も約5500件(15日)、約4300件(16日)と連日新規加入者が相次いでいる。
PayPayはコロナ見舞い金について「500円から加入でき、医師に新型コロナと診断された場合、保険金5万円を支払うというシンプルなサービス設計が好評の要因ではないか」と分析。「申し込みが驚異的に増えている。保険の提供を通じて、エッセンシャルワーカーなどの活動を支援したい」としている。
関連記事
- PayPayアプリで保険販売、「PayPayほけん」開始 「コロナお見舞い金」など7プラン提供
PayPayが、QRコード決済サービス「PayPay」のアプリ上で保険を販売する「PayPayほけん」の提供を始めた。新型コロナに感染した場合に契約者に一時金を支払う「コロナお見舞い金」など7プランを、損保ジャパンと共同で提供する。 - ヤフー、全国どこでも勤務可能に 通勤手段と交通費の制約も撤廃
ヤフーは居住地や交通費の制限を撤廃した、新たな人事制度を導入すると発表した。社員は日本全国どこからでも勤務できる上、好きな移動手段で通勤できるようになる。正社員に加え、契約社員と嘱託社員を含む8000人が対象。 - PayPayボーナスが貯まるクレカ「PayPayカード」、募集開始
PayPayカードが、キャッシュレス決済サービス「PayPay」で利用できる「PayPayボーナス」が貯まるクレジットカード「PayPayカード」の募集を始めた。支払い額に応じてPayPayのポイントが還元されるクレジットカードの発行は初めてとなる。 - PayPay、本人確認にマイナンバーカード専用メニュー 手続き簡略化、Androidから先行対応
PayPayが本人確認の手続き方法として、マイナンバーカード専用メニューを追加したと発表した。スマートフォンアプリ内の専用メニューからマイナンバーカードのICチップをスキャンすることで、本人確認の手続きを簡略化する。Android版から対応を始める。 - PayPayで特急券を購入 JR九州が実証実験
JR九州はQRコード決済サービス「PayPay」での特急券購入に向けた実証実験を2022年1月から行うと発表した。実証実験を通じて、利用者の利便性を高めるとともに、キャッシュレス決済の利用促進を図る。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.